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            | 小説 イオの末裔
 〔Kindle版〕
 販売開始しました。
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            | 《内容》 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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    | 福音書 |  
    | 十二使徒たち(5) |  
    | マタイ |  
    | Mathew|「神の賜物」|ヘブライ語 |  
        
          
            | ■嫌われ者の徴税人 
 
 イエスの弟子、十二使徒の1人。別名レビ。古い伝承ではマタイ福音書の著者だといわれたが、現在は疑われている。
 もとは徴税人で、ガリラヤ湖畔の収税所に座っていた。
 徴税人は外国政府であるローマ帝国のために過酷な仕方で金を集めたので、当時は人々から憎まれ、蔑視されていた。
 あるとき収税所の前を通りかかったイエスに、「わたしに従いなさい」と言われて、そのまますべてを放り出して弟子になった。
 その後、マタイの家でイエスは食事をしたことがあるが、このときには弟子の他に徴税人や罪人も大勢やって来て同席した。
 イエスはそんな人々に優しかったのである。
 が、ファリサイ派の人々はこれを見て言った。
 「なぜ、あなたたちの先生は徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」。
 イエスはこれを聞いて答えた。
 「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』とはどういう意味か、行って学びなさい。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである」。
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