| 
        
          
            | 小説 イオの末裔
 〔Kindle版〕
 販売開始しました。
 |  
            | 
 |  
            | 《内容》 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
 |  | 
  
            | 出エジプト記 |  
            | モーセによるエジプト脱出(8) |  
            | フル |  
            | Hur|「高貴な」|ヘブライ語 |  
        
          
            | ■戦の勝敗を左右する奇跡の杖 
 
 エジプトを脱出したイスラエル人。モーセやアロンの側近で、誠心誠意彼らに仕えた。アマレク人との最初の戦いが起こったときに大きな働きをした。
 エジプトを脱出し、海が裂けるという奇跡が起こってから間もなくのこと。イスラエル人たちはシナイ山北側の荒れ野までやって来たが、シナイ半島やその周辺には遊牧民のアマレク人が住んでいた。
 荒れ野には泉の数も放牧地も限られているので、これが争いの原因になった。アマレク人の軍勢がイスラエル人に向けて戦いを挑んできたのである。
 モーセは次期指導者であるヨシュアを戦いの指導者に任命すると、アロンとフルを率いて丘の頂に登った。
 そこからモーセは戦いの様子を眺めたが、不思議なことに彼が杖を持った両手を高く上げているときは戦いは有利になったが、疲れて下ろすと不利になった。
 そこで、フルはアロンと一緒に大きな石を持ってきてモーセをすわらせ、モーセの両手が下に降りないように、両側に立ってモーセの両手を日が沈むまで支え続けた。
 こうして、イスラエル人はアマレク人との戦いに勝利したのである。
 
 |  |  |